
私たちのキッズスペースでは、ときどき見かける光景があります。
「そろそろ帰ろうか?」のママの声に
「まだ遊びたい!」
「帰りたくない!」
この日も、同時に3人のお子様が涙を流していました。
もちろん、泣かせたいわけではないのですが…(汗)
それだけ夢中になって遊び、「もっとここにいたい」と感じてもらえた証なのだと思っています。
そんな様子を見ながら、以前のある商談を思い出しました。
担当者の方から、こんな質問をいただいたのです。
「このアナログの木のおもちゃで、本当に1時間も遊べるんですか?」
とても率直で、もっともなご質問です。
その時の私は、「はい、遊べます」とお答えしたものの、それを裏付ける資料やデータをお見せすることはできませんでした。
木のおもちゃの魅力や、子どもたちが夢中になる理由は、数字ではなかなか表せないからです。
そんな話を、近くでお子様を見守っていたパパさんにすると、笑いながらこんなことを言ってくださいました。
「ぜひ、この場に来てもらいたいですね。」
そして続けて、
「それとも、この子たちの声を文字起こしして、資料にしましょうか?」
思わず笑ってしまいましたが、その言葉に、私たちが伝えたかった答えがすべて詰まっているような気がしました。
子どもは、大人のように感想を書いたり、口コミを投稿したりはできません。
だから、「このキッズスペースは子どもたちに人気があります」とお伝えすることは、実はとても難しいのです。
さらにホームページでは、プライバシーへの配慮から、お子様の表情がわかる写真を掲載することも控えています。
本当は、夢中になって遊ぶ真剣な表情や、「まだ帰りたくない!」と全身で伝えてくれる姿こそ、私たちがお見せしたいものなのですが、それを写真だけで伝えることはできません。
子どもたちは、お世辞を言いません。
面白くなければ、その場を離れます。
飽きれば、違う遊びを探します。
でも、本当に楽しい!と思った時は、「もっと遊びたい」「帰りたくない」と、言葉や行動で教えてくれます。
私たちは、その子どもたちの姿こそが、何より正直な評価だと考えています。
今度、文字起こしにも 挑戦してみようかな?(笑)